水素水の効果・効能は本当ウソ?水素水は似非(エセ)科学だよ?水素が入っていない商品が多いから怪しい等の意見もあります。人それぞれ、色々な受け取り方や考え方があると思いますが当サイトの見解をご紹介します。
水素の効果・効能はウソなのか?
2007年に国際学術誌の『ネイシャーメディシン』に水素の効果・効能が発表された際、動物での臨床試験結果が中心でしたが約10年が経過し各大学(国内では東京大学、京都大学、慶応大学、順天堂大学が本格的に水素の研究を進めている)や医療機関で人間への臨床試験、研究が進んでいます。
その結果、人への効果・効能を含め研究論文や症例も既に350以上発表されています。水素水を飲めば必ず病気が改善すると言い切れなくても、各専門分野から高い効果があると判断されたことが多くの臨床実験へと繋がっていると考えてもいいのではないでしょうか?医療機関では既に水素治療も導入されおり持病を抱えている患者の体調が改善した事例を踏まえると、単純に似非(エセ)科学とは言えないでしょう。
今までは水素の効果を調べる時代でしたが、今後は水素をどのように活用していくかという研究が盛んになると思います。 2007年に日本医科大学の太田教授が水素の効果・効能を発表した直後、『そんなに効果があるならもっとブームになっているはず』との声を周りからよく聞きましたが、約10年かかり数多くの検証結果が揃い、一定の効果が認められ始めたのではないかと感じています。
『水素』の現在地 ⇒ 効果・効能を説明できる段階(2015年現在)
第1段階:水素の効果についての具体性は???
動物実験の中で悪玉活性酸素(ヒドロキシルラジカル)を、還元して無毒化してしまう科学反応を起こすことが確認されている。
第2段階:検証データはあるのか???
水素という具体的な物質によって細胞や動物で酸化ストレスを抑制するデータが示されている。
第3段階:医学論文はあるのか???
国際的に評価が高い医学論文雑誌(nature medicine)に発表されている。
第4段階:複数グループが同じ実験で再現をしているか???
実際に医療機関、大学を始め国内外の複数グループが再現を行っている。パーキンソン病の実験は名古屋大学と九州大学の別々の研究室で行われ、2箇所とも高い効果の検証が確認されている。
第5段階:効果・効能は多角的に実証されているのか???
動物、細胞だけでなく人間への応用も既に始まっている。人間でも酸化ストレスが抑制され脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、パーキンソン病など活性酸素が原因と考えられる病気の改善事例が確認されている。
第6段階:なぜ効果があるのか?説明はできるのか???
動物・細胞・人間への臨床実験を通して、有害な活性酸素を除去することが病気の改善へ繋がることが検証データとして数多くある。水素水を飲んでも効果がないと否定的な意見をインターネット上で見かけるが、水素水の飲用効果についての論文も多く挙がっているのが現状。
水素水を体内に取り込むと、どのような反応を示すのか?病気が緩和されるのはどのようなメカニズムが働くのか?を深い部分まで解明するため医用生体工学領域の分野では、細胞レベル、生化学レベルでの取込みが既に始まっている。
第7段階:安全性や使用法の基準は決まっているのか???
人体に対する副作用がないため安全性に問題はないが、使用法や各商品の基準の統一などの整備はこれから。様々な疾患に対し効果が期待できる可能性が高いと多くの医学論文で発表され始め研究が進んでいますが、効果効能を公的機関で認めるにいたってはいない段階。現状では『医薬品』や『特定保健食品』として認定はされていない。また溶存水素濃度はいくつ以上いくつ以下がいいのか?などの正確な基準がないため、各商品の溶存水素濃度にバラつきがある。
『水素水』と言えないような怪しい商品が多い
最近、溶存水素濃度の限界飽和量の1.6ppmを超えたケタ外れの水素分子を含んでいると宣伝している商品を見かけるようになりました。重要なことは『体内に取り入れる時に、どの程度の水素量が溶存(充満ではなく溶けている)されているか?』なので、商品に記載されている水素濃度が濃いだけでの理由で商品を選ぶことはオススメしません。
水素分子がほとんど含まれていない商品や水素分子が入っていないのに水素水として販売している商品も多く出回っており、消費者庁が水素の認定を視野に検討を開始しているという情報もあります。このような商品を購入し飲用しても効果を実感することは難しく、『水素水は似非科学』という印象を与えてしまっている要因の一つを招いているとも考えられます。個人的な見解だと、商品価値を大きく見せることだけに熱心な販売業者が多い印象があります。
水素医学で研究されている水素は水素分子(H2)です
水素医学で研究され様々な疾患に効果が期待できると考えられている水素水は、水素分子(H2)が溶けた水のことです。水素が注目されている中、『活性水素』や『水素イオン』などの名称の商品が発売されていますが、水素とは関係のない別物です。水素は水素であり、〇〇水素といった呼び名に変わることはありません。
インターネット上の水素水に対する批判の中にも、『水素イオンを含んだ水素水なんで飲んでも効果はない。詐欺だ』との書き込みを目にしますが、水素イオンを含んだ水は水素水ではないです。そもそも元素記号すら違うのだから『水素イオン』と『水素分子』はまったくの別物です。
『水素分子』の元素記号 ⇒ H2
『水素イオン』の元素記号 ⇒ H+
⇒水素に関する様々な研究論文はコチラ