『パーキンソン病』の予防に関する論文

『抗アレルギー作用』に関する論文

学術雑誌名:Biochem Biophys Res Commun. 2011 Jul 22;411(1):143-9. doi: 10.1016/j.bbrc.2011.06.116. Epub 2011 Jun 23.

水素分子は酸化ストレスを減少させる効果があることは分かっているが、細胞内のシグナル伝達(細胞間の情報のやり取り)を調節することを通じて即時型アレルギ-(Ⅰ型のアレルギー)を抑制する効果があることを示した論文です。
※日本語訳はページ下部に記載しています。

Molecular hydrogen inhibits lipopolysaccharide/interferon γ-induced nitric oxide production through modulation of signal transduction in macrophages.

Department of Longevity and Aging Research, Gifu International Institute of Biotechnology, 1-1 Naka-fudogaoka, Kakamigahara, Gifu 504-0838, Japan.

■Abstract
Molecular hydrogen has been reported to be effective for a variety of disorders and its effects have been ascribed to the reduction of oxidative stress. However, we have recently demonstrated that hydrogen inhibits type I allergy through modulating intracellular signal transduction. In the present study, we examined the hydrogen effects on lipopolysaccharide/interferon γ LPS/IFNγ-induced nitric oxide (NO) production in murine macrophage RAW264 cells.

Treatment with hydrogen reduced LPS/IFNγ-induced NO release, which was associated with a diminished induction of inducible isoform of nitric oxidesynthase (iNOS). Hydrogen treatment inhibited LPS/IFNγ-induced phosphorylation of apoptosis signal-regulating kinase 1 (ASK1) and its downstream signaling molecules, p38 MAP kinase and JNK, as well as IκBα, but did not affect activation of NADPH oxidase and production of reactive oxygen species (ROS). As ROS is an upstream activator of ASK1, inhibition of ASK1 by hydrogen without suppressing ROS implies that a potential target molecule of hydrogen should be located at the receptor or immediately downstream of it.

These results suggested a role for molecular hydrogen as a signal modulator. Finally, oral intake of hydrogen-rich water alleviated anti-type II collagen antibody-induced arthritis in mice, a model for human rheumatoid arthritis. Taken together, our studies indicate that hydrogen inhibits LPS/IFNγ-induced NO production through modulation of signal transduction in macrophages and ameliorates inflammatory arthritis in mice, providing the molecular basis for hydrogen effects on inflammation and a functional interaction between two gaseous signaling molecules, NO and molecular hydrogen.
引用:Biochem Biophys Res Commun. 2011 Jul 22;411(1):143-9. doi: 10.1016/j.bbrc.2011.06.116. Epub 2011 Jun 23.

日本語要約

水素分子はマクロファージの細胞情報伝達系を介して、インターフェロンγおよびリポ多糖(LPS)により誘発される一酸化窒素の産生を阻害する。

岐阜国際バイオ研究所 名古屋大学ほか

■抽象
水素分子は酸化ストレスを減少させる効果があり様々な疾患障害に有効であると報告されているが、最近の研究で、水素が細胞内のシグナル伝達(細胞間の情報のやり取り)を調節することを通じて即時型アレルギ-(I型アレルギー)を抑制することを実証した。本研究は、マウスのマクロファージRAW264細胞におけるインターフェロンγおよびリポ多糖(LPS)により生産される一酸化窒素(NO)に対して水素がどのような影響を与えるかを調査。

水素分子はインターフェロンγ、ポ多糖(LPS)により誘発される一酸化窒素(NO)の生産を減少させ、それは一酸化窒素合成酵素(iNOS))が誘発するアイソフォームが減少したこととも関係している。アポトーシスシグナル調節キナーゼ(ASK1)とその下の階層のシグナル伝達分子(p38 MAPキナーゼおよびJNK)のインターフェロンγおよびリポ多糖(LPS)酸化を阻害したが、活性酸素(ROS)とNADPHオキシダーゼの生産に影響は及ぼさなかった。活性酸素(ROS)は、タンパク質リン酸化酵素(ASK1)を最も活性化する分子であり、水素が活性酸素の働きを抑制せず、タンパク質リン酸化酵素(ASK1)を阻害したことはレセプター(受容体)に位置していることを意味する。

これらの結果は、水素分子が信号モジュレータ(信号変調器)としての役割があることを示唆している。また水素水を飲用(経口摂取)することでマウスのタイプIIコラーゲン誘導関節炎症、人間の関節リウマチの症状を軽減することが分かっている。これらのことを合わせて考えると水素がマクロファージの細胞情報伝達系を介してインターフェロンγおよびリポ多糖(LPS)により誘発される一酸化窒素(NO)の生産を阻害し、2つのガス状のシグナル伝達分子と水素分子の間の機能的相互作用が分子レベルで影響し、炎症性関節炎を改善することを示している。

即時型アレルギ-(I型アレルギー)

I型アレルギーは即時型アレルギーと呼ばれ代表的な症状として、『花粉症』/『アトピー性皮膚炎』/『気管支喘息(ぜんそく)』などが挙げられます。

一酸化窒素(NO)

一酸化窒素(NO)の産生が過剰に減少しても、増加しても酸化ストレスは過剰になり、体内に活性酸素が多くなると無害化し消費され、本来の能力が発揮されなくなってしまう特徴がある。

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